クリニックブログ 「2023年1月」の記事一覧

多汗症

2023年01月05日

多汗症とは 汗の分泌量が異常に多いことです。全身の汗が多い方もおられますが、ほとんどはワキや手のひら、足の裏に限局した局所性多汗症です。 症状 安静時でも自然蒸発量を超えた発汗を生じていますが、特に緊張や運動で発汗量が増加し日常生活に支障を来します。 原因 エクリン腺と呼ばれる汗の腺からの発汗が亢進しています。甲状腺機能亢進や糖尿病、薬剤、肥満など原因がはっきりしているものもありますが、多くは特に …

乾燥肌

2023年01月05日

乾燥肌とは 医学的には「皮脂欠乏症」と言います。空気の乾燥する冬には多くの人がこの状態となりますが、もともとドライスキンである小児や高齢の方は「皮脂欠乏性湿疹」となりやすいです。 症状 痒みが生じます。痒いからと言ってかきむしると余計に皮膚表面の皮脂を削ぎ落としてしまい、ますます症状を悪化させます。その結果さまざまな形の湿疹となります。 原因 もともと皮脂の分泌が少ない体質の方もおられますが、入浴 …

ほくろ

2023年01月05日

ほくろとは 医学的には母斑と呼ばれます。メラニン色素を有するため、褐色~黒色を呈します。生まれつきのものと成長途中で現れてくるものがあります。 症状 平坦な色素斑や皮膚表面から隆起したものなど実にさまざまな形態のものがあります。毛根を巻き込んでいると毛が生えている事もあります。成長と共に大きくなったり盛り上がってきたりする事もあります。通常これだけでは痛みや痒みは生じません。 原因 発生の過程で正 …

陥入爪

2023年01月05日

陥入爪とは 爪の側面が皮膚に食い込み炎症を起こしたものです。ほとんどが深爪と靴による圧迫から生じます。 症状 爪の横が赤く腫れ上がり、強い痛みを生じます。炎症が強くなると赤い肉芽が盛り上がり、 膿が出てくることもあります。 原因 最初のきっかけは深爪です。短くなった爪の角が靴により圧迫されて皮膚に食い込むことが原因となります。もともと巻き爪の方は陥入爪になるリスクも高いと考えた方が良いでしょう。 …

やけど

2023年01月05日

やけどとは 高温による皮膚組織の障害のことです。医学的には「熱傷」と言います。皮膚に対する最も強い障害の一つです。 症状 どの程度の深さまで損傷したかで異なります。真皮層まで障害を受けたII度熱傷が最も痛みは強くなります。I度熱傷ならばいわゆる日焼け程度ですので軽い痛みや痒み、赤み程度で済みますが、II度熱傷になると発赤からびらん、水膨れなどを生じます。Ⅲ度熱傷になると皮膚は白色化もしくは炭化し痛 …