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掌蹠膿疱症

2023年01月05日

掌蹠膿疱症とは

中年の方の手のひら、足の裏に膿疱が多数出現する疾患です。爪にも変形が出てきます。左右対称に出現するのが特徴です。

症状

手のひら、足の裏に左右対称に皮膚が剥がれ、水疱や膿疱が多数発生します。亀裂が生じることによる痛みや痒みが生じます。比較的境界は明瞭なことが多いです。

原因

ほとんどが喫煙者に発症するため喫煙は大きな原因の一つであると考えられています。また、歯科治療で用いられた金属に対するアレルギー反応であるとの説もあります。口腔内にある扁桃腺の過剰な免疫反応が関与しているようです。そのため扁桃腺の摘出で治癒することがあります。

日常の注意点

禁煙は必要でしょう。また、足水虫の合併が多くどちらの症状なのか判断がしばしば困難です。受診していただいた上で水虫の検査をした方が良いでしょう。