クリニックブログ

ほくろ

2023年01月05日

ほくろとは

医学的には母斑と呼ばれます。メラニン色素を有するため、褐色~黒色を呈します。生まれつきのものと成長途中で現れてくるものがあります。

症状

平坦な色素斑や皮膚表面から隆起したものなど実にさまざまな形態のものがあります。毛根を巻き込んでいると毛が生えている事もあります。成長と共に大きくなったり盛り上がってきたりする事もあります。通常これだけでは痛みや痒みは生じません。

原因

発生の過程で正常に分化できなかった「母斑細胞」と呼ばれる細胞の増殖でできているものがほとんどです。遺伝性はありません。

日常の注意点

皮膚がんとの鑑別が重要です。大きなものや足の裏にできたもの、爪にできたものなどは皮膚がんになりやすいとも言われておりますが明確な根拠はないようです。急に大きくなってきた、出血する、痛い、などの異常を感じたときは速やかに受診してください。