とびひ
2023年01月05日
とびひとは
小児に好発する皮膚の細菌感染症です。水ぶくれから始まり体のあちこちに飛んでいくため「とびひ」と呼ばれています。正式には伝染性膿痂疹と言います。
症状
虫刺されや乾燥部位をかきむしっているうちに皮膚が剥けた、ジュクジュクしてきた、というパターンがよく見られます。一気に広範囲に拡がったり、保育園や幼稚園で集団発生することもあります。
原因
虫刺されやアトピー性皮膚炎、乾燥などで痒くなった部位を掻きむしっている内に発症し、接触で他部位もしくは他者に感染していきます。
日常の注意点
シャワー浴などで清潔に保ち、その後も湿気た状態においておかないことです。タオルなどでの他者への接触にも注意する必要があります。小児は鼻をほじって鼻腔周囲に拡大させることがよくあります。目や口周囲で急激に拡がる時は重症化(SSSS)する恐れがありますので速やかな医療機関受診が必要です。